第18回「マネープランの見方」
こんにちは♪「知らないと損する家計のススメ」担当の福一 由紀です。

前回は、『「マネープラン」を作ってみよう』 ということで、将来のお金の流れを予想しました。
将来かかるであろう生活費、イベント(子どもの入学やマイホーム購入など)にかかるお金などを時系列で予想して作成していきます。
収入と支出のバランスを長いスパンで見る「ライフプラン」。この見方をご紹介します。
■第18回「マネープランの見方」
「マネープラン」を作成すると、ほとんどの方が「このままではいけない」と思われるのではないでしょうか?
お金が思うようにたまらない、赤字が続きそう、このままだったら貯蓄がゼロになるかも......など。
ここで落ち込んでいてはいけません。それなら、どうする? と対策を考えるのがマネープランを作成した本当の目的です。
では、どのような対策を考えたらいいのでしょうか? よく見受けられるパターンをご紹介しましょう。
1)年間赤字が続く
生活費やイベント費用の増加に、収入が追いつかないパターンです。
子どもの成長やこれからのイベントに向けて支出増加が予想されるということがわかっただけでもよかったと思いましょう。
出来る対策は、支出を減らすか収入を増やすのみです。
収入を増やすことが考えられるなら、これが一番効果的です。主婦が働くなど、出来ることを考えてみましょう。ダイレクトに収入アップになるわけですから、効果は大きいですよね。
支出を減らす場合は、年間どれくらいの赤字になりそうかを考えてみます。年間20万円の赤字が見込まれるなら、今から20万円支出をダウンさせればいいのです。
20万円だったら、月間2万円弱。保険や月会費などの固定費での削減を考えてみましょう。節約で毎月2万円というのは難しいですよ。
2)マイホーム資金が貯まらない
マイホームを買いたいと予定をしていも、その時期までに思うように頭金が貯まっていないというパターン。
住宅ローンを利用してマイホームを購入する場合は、充分な頭金を準備したいものです。また、ローン返済のことを考えると、無理な返済計画も危険です。ここは、頭金を貯めると共に、返済が出来る家計に切り替えましょう。
家計を見直しても頭金が貯まらないなら、購入時期を見直すのもひとつの方法。収入や貯蓄の状況をきちんと把握してから、もう一度じっくり考えるといいですね。
3)老後の資金が貯まらない
教育費は何とかクリアできても、老後の資金がほとんど貯まらないというパターン。住宅ローンの返済が退職後まで続く人が多いですね。
住宅ローンを借りる時には、月々の返済額をおさえたいために返済期間を長く設定する場合があります。定年後も返済が続くと、老後は資金難におちいることがが予想されます。
そんな時は、住宅ローンの繰上げ返済を計画しましょう。返済期間を短縮する「期間短縮型」を選んでください。
→ 「住宅ローンの繰り上げ返済 期間短縮型と返済額減額型の違いは?」 記事参照
これらを繰り返し、退職前に完済を目指しましょう。
いかがでしたか? マネープランは家庭ごとに変わるものです。同じものはひとつもないはず。目をそむけずに、じっくりと考えて対策をねっていきましょう。
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